「顔出しは怖い」——その気持ち、すごくわかります
「SNSで顔を出してみませんか?」
こう伝えると、多くの社長さんから返ってくる言葉があります。「えっ、顔出しですか……ちょっと怖いですよね」
この反応、私はとても自然だと思っています。私自身も最初は同じでした。「自分の顔をインターネットに晒す」なんて、考えただけで胃が痛くなるような感覚がありました。
でも今は、顔出しをしたことで仕事が変わりました。問い合わせの質が変わり、出会える人が変わり、会社への信頼感が変わりました。
なぜ顔出しが怖いのか
① 評価されることへの恐れ
「変な人だと思われたら」「批判されたら」——見知らぬ誰かに自分の顔を晒して、どんな目で見られるかわからない。これが一番大きな壁です。
② プライバシーへの不安
「顔が知られると何かトラブルになるんじゃないか」。特にSNSに不慣れな方ほど、この感覚は強いかもしれません。
③ 単純な恥ずかしさ
「自分なんかが顔を出してどうする」という気持ち。真面目に仕事をしてきた人ほど、自己アピールに抵抗感を持っていることが多い。
どれも当然の感覚です。でも、それで止まってしまうのはもったいない。
それでも「顔出し」が最強である理由
信頼は「顔」から始まる
人は、顔が見えない相手には本能的に警戒心を持ちます。SNSの時代、人は「会社」ではなく「人」を信頼して取引先を選ぶようになっています。顔出しは、その信頼の扉を開く最短の方法です。
親近感と記憶への定着
人間の脳は「顔」を覚えるのが得意です。テキストや会社名よりも、顔の方が圧倒的に記憶に残ります。「あ、あの社長さんね」と思い出してもらえるかどうかは、ビジネスにおいて想像以上に大きな差を生みます。
競合と差別化できる
製造業や中小企業のSNSで社長が顔を出しているケースはまだまだ少ない。だからこそ、やるだけで目立ちます。
「評価される」から「伝える」へ——意識を一つ変えるだけでいい
顔出しが怖い人の多くは、無意識に「自分が評価される場」だと思っています。「見られている」「判断されている」——そのフレームで考えると、顔出しはずっと怖いままです。
でも、もし「伝える場」だと考えたら、どうでしょう?
「この技術のすごさを伝えたい」「うちの会社で働く楽しさを伝えたい」——伝えたいことがある人の顔は輝きます。そしてその輝きはちゃんと画面越しにも届きます。
評価されに行くのではなく、伝えに行く——この意識の転換だけで、顔出しへの怖さは驚くほど小さくなります。
顔出しに慣れるための3ステップ
ステップ1:まず「写真」から始める
プロフィール写真を一枚、ちゃんとした写真に変えることから。会社の前や職場で撮った一枚でいい。「社長の顔が見える」状態を作るだけで信頼度は大きく変わります。
ステップ2:「音声」で話すことに慣れる
動画ではなく、音声コンテンツや声だけの動画から始めてみる。自分の声を録音して聞くことで、「話す」という行為に慣れていきます。
ステップ3:短い「動画」へ
ステップ1・2が習慣になったら、15〜30秒の短い動画へ。完璧じゃなくていい。むしろ少しぎこちない方が、親しみやすさにつながることもあります。
結論:顔が見える社長の会社が、採用でも集客でも強い
採用が難しい時代、求職者は会社のSNSや社長のプロフィールを必ず確認します。「社長の顔が見える会社」は、それだけで安心感を与えます。集客でも同じ。新規のお客さんは「この会社、信頼できるか?」を判断するとき、社長の顔と言葉がSNSにあるかどうかを見ています。
顔出しは、怖いことじゃありません。自分の仕事に誇りを持っている人が、その誇りを「伝える」手段です。
あなたの会社の魅力を、あなたの顔で伝えてほしい。それが、私が「顔出し」を勧め続ける理由です。


コメント